秋もいろいろ。
今日は“行楽の秋”かな(^^)
食欲の秋もあるし、読書の秋も♪
読書といえば、
8日の「アピオあおもり秋まつり」の
基調講演にいらっしゃる村木厚子さんの本を読みました。
まったく身に覚えのない逮捕。
不当・巧妙な検察の取り調べを乗り越えて無罪を獲得。
この本を読んで、検事って、ドラマや映画になった「HERO」の木村拓哉さん演じる久利生検事のように真実を追求する人ばかりじゃないんだ…ということがわかりました。
真実より、自分の決めつけたストーリー通りの事件(犯人)にするために、証拠を無視したり改ざんすることさえある…。
こわいことです。
「はじめに」のところから
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「弱いから自白するんじゃない。弱いところを突かれて自白するんだ」
弱いところのない人間はいません。誰もが虚偽の自白をする可能性を持っているのです。私も自分が経験するまでは、何でやってもいないことを自白するんだろうと思っていました。しかし、今はよくわかります。誰もが事件に巻き込まれる可能性がある。巻き込まれれば、二人に一人は自白する。そして有罪率は99パーセントです。
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法制審の議論は、法律の専門家でない私たちにとっては専門的で分かりにくいものです。しかし、誤認逮捕も虚偽の自白も決して他人事ではありません。私たちの誰もの身に降りかかるかもしれないことなのです。大きな課題を抱えている刑事司法の改革に、多くの方に関心を持ってほしい。
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つい先日も、こういうニュースがありました。
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大阪女児死亡火災 息子信じ20年「ようやく」
母感慨「無駄ではなかった」
これもまた、ストーリー通りにしたくて、
無実につながることは無視されたのかな…と思ってしまいます。
なんだかね…20年もですよ…
捜査する権限のある人は、やっぱり真実を追求しないと!