小さい子どもの心配ごと

nayami

子育てしていると、
「うちの子、こんなことするけどいいのかな?」とか、
「ずっとこのままだったらどうしよう?」とか、
いろんなことが気になって心配…ということがあると思います。
…初めての子どもだと特に。

そんな時のオススメ本

カウンセラーの良子さんが、
・幼い子のクセと生活習慣
・幼い心と自己主張
・幼い子が園で過ごすとき
・幼い世界を旅立つとき
その時々の親の疑問や質問に答えています。

「はじめに」から
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この本に収録されている二十五話の小さな物語は、幼いこどもとくらす親たちが、いつの時代にも出会う困ったできごとです。

赤ちゃんから幼児へと成長していく節目で起きる、大小さまざまなトラブルは、親を困惑させたりあわてさせます。大人の常識や理性をゆさぶり、こんなこと許していいいの? 大きくなったとき、他人に迷惑をかけるわがままな子にならないかしらと、親はつねに遠い先を心配します。でも、幼いこどものする行動の多くは、成長・発達のうえで起こる一過性のものであり、深刻に考えなくても大丈夫なことが多いものです。
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この本に掲載されたエピソードのひとつひとつが、子育てに疲れてわが子にイライラしているお母さんたちにとって、ほっと安心できる内容であることを願っています。
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こどもは親が育てる存在ではなくて、みずからの力で育っていく存在です。親に求められるのは、こどもが育つ環境を整えることと、社会的・経済的に力をもたない時期を、保護者としてしっかりこどもを護ること、そして、失敗をともなう多くの経験をする機会をうばわないように心がけることではないでしょうか。

この本に登場してくれた、小さな困った子ちゃんたち、どの子のエピソードも、理由がわかってみれば、なんともかわいらしくほほえましいことばかりです。理解され許されて、受け入れてもらったこどもたちは、きっと相手の気持ちがよくわかる、想像力豊かなこどもとして成長していくことができるでしょう。

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「大人から必要以上の叱責があると」から
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話は変わりますが、犯罪を犯した少年たちが小さいときに小動物をいじめていたという話題がしばしば報道されます。私が出会う相談で、こどもたちが小動物をいじめたり乱暴にあつかうときは、共通の状況があります。

まず、親や大人から必要以上にきびしく叱責されたり、体罰をあたえられたときです。きょうだいのいる子は、打てば響くように下の子をいじめます。きょうだいのいない子や末っ子は、猫や犬やハムスターなどにあたっています。

一才半健診の相談で、猫のしっぽやひげをひっぱっていじめる子のしつけについて相談を受けたことがありますが、親にしかられたすぐあとでやっていることがわかりました。

親は、疲れて余裕がないとき、自分のもっていき場のないいらだちや感情を、しつけを口実にこどもに吐きだします。

こどもは自分が感情のはけ口にされていることに気づきます。でも、反論はできません。もっていき場のない怒りとストレスを、自分より弱いものや、ものいえぬ抵抗をしない小動物へと矛先を向けるのです。この連鎖を断ちきらないかぎり、問題は再生産されていきます。

こどもにもっとも必要なのは、成熟した大人たちが人間的な寛容さとやさしさで接することです。こどもたちはやさしくされる経験をとおして、人にもやさしく接することを学ぶのです。

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「こども同士の関係を救う大人のフォロー」から
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こどもが他人にやさしくできたり、相手の気持ちが理解できるように成長していくためにいちばん必要なことは、まず自分がやさしくされ、理解されるという経験をくり返したくさん積むことです。

そして、他人の行動や気持ちをほんのちょっとでも理解した言動がとれたとき、「そう、それでいいのよ」とその場ではっきり認め、因果関係がわかるようにほめてフィードバックすることです。

大人はできたときはなにもいわず、できないときはきびしく叱責するパターンになりがちです。しかし、他人との関係でまだ視野がせまいこどもの場合、きびしくしすぎると萎縮して自信をなくし、心の窓を閉めてしまう場合がありますので、くれぐれも気をつけましょう。

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「おわりに」から
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いま親に求められるのは、あちこちで流布される専門情報を拾い集めて不安になることではなく、目の前にいるわが子をしっかり見ることです。こどもの成長を知るたしかなものさしのひとつは、三か月前、半年前のこどもに比べて、どんなふうに変化してきたか、ふり返ってみることです。そうすれば、わが子が確実に成長を重ねていることに確信がもてることでしょう。

子供が大きく育つためには、成長を急がせない寛容な大人が必要です。そして、待てる大人、許せる大人、こどもを対等な存在として認めることのできる大人を、時間をかけてじっくりと育てる力をもっているのは、ほかならぬこどもたちです。
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共感することいっぱいの本でした。
明日の昼までにはアピオのライブラリーに返しておきますので、
読みたい方は借りてくださいませ(^_-)

★私の「いいな」ポイント・まとめ★

①親に求められるのは
 こどもが育つ環境を整えること
 社会的・経済的に力をもたない時期のこどもを保護者として護ること

②こどもは、やさしくされる経験をとおして人にもやさしく接することを学ぶ

③他と比べるより、まず目の前のわが子をしっかりと見る

④(こどものまわりに)待てる大人、許せる大人、こどもを対等な存在として認めることのできる大人(がいてほしい)←(希望)
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…というか、私たちひとりひとりがそんな大人、そんな親になればいいんだよ♪
まずは、ストレスやイライラを自分より弱いものにぶつけないことからだね!

mama

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  1. おはようございま~す♬ ママの元気が子どもの元気! 忙しい毎日を、まったり・ゆっくり~暮らせると良いなぁ~♡♡

    私も、今日こそ~サポセン通信の恵子先生の講座紹介載せようかな?と… (ゝω∂) 

    今週も、楽しい事、沢山有りますように~♡と、ストーブの前に座ってまったり~思って居ます。(;^_^A

    Comment by 太っ腹かぁさん — 2016年2月22日@10:02 AM

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