きょうだいとの関係

今日は晴れて気持ちいい天気でしたね!
陽気に誘われてベランダへ

一冬越した鉢やプランターの枯葉を片付けて、
あさがおの種を蒔いておきました(^^)

芽が出るのを楽しみに♪

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さて、今借りている本

「きょうだい間のコンプレックスに鋭く斬り込んだ一冊」です。

本の中から一部紹介
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きょうだいコンプレックスはどのようにして生じるか

きょうだいコンプレックスの場合も、うまく乗り越えられる場合には、きょうだいに対してライバル心をもつものの、相手を思いやる同胞意識の方も育まれるので、自分だけが親の愛情を独り占めするよりも、他の同胞の幸福も願い、譲り合うことができる。

満たされない思いが多少あるとしても、そこにとらわれるより、家族から自立して自分の家族を手に入れることで解消しようとする。

このプロセスがうまくいくためには、親から公平な愛情を注がれるとともに、助け合いや共感を大切にした環境で育てられることが鍵を握る。その点が欠けていると、きょうだいコンプレックスは解消されず、将来のわだかまりや確執を用意する。たとえば、親の愛情があまりにも偏っていたり不足している場合である。こうした環境で育つと、きょうだいに対して愛情を不当に奪われたという不遇感が強まるとともに、自分は愛されない存在だという思いを引きずってしまう。他の同胞の幸福を喜ぶ気持ちよりも、自分の幸福を損なわれたような被害者意識や敵意を抱くようになる。

思いやりや助け合いよりも、競争に勝って一番になることや得することばかりを優先する環境に育った場合も、きょうだいの関係は、ライバルの要素や自分の利益の簒奪者(さんだつしゃ)という要素が強くなってしまう。

きょうだいに対するネガティブな感情は、それ以外の他者にも投影されることで、きょうだいとは無関係な人間関係においても、被害者意識や敵意を抱きやすくなり、協力できる相手もライバルや加害者とみなしてしまい、信頼関係や親密な関係を築くうえで阻害要因となる。

きょうだいコンプレックスは、さまざまな状況で生まれるが、親の愛情や関心を他のきょうだいに奪われた状況でもっとも強く出やすい。遭遇しやすいいくつかのパターンで、もう少し詳しく見て行こう。
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ということで、たくさんのパターンについて書かれています。

ふむふむ、そうだよね…、なるほどね…、そうなるよね…
という事例がいっぱい。

もうひとつ、紹介したいところ
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きょうだいの仲をこじられる原因は親にある

自分の期待に応えるともち上げ、応えなくなると見捨てるという養育態度は、自己愛的な親によく見られるものである。こういう養育を受けると、きょうだい仲が必ず悪くなる。

「良い子」と「悪い子」を作っているのは、実は親なのである。親は、自分の基準が正しく、その基準に従って正しい評価をしただけだと思っている。そもそも親は、評価をする人だと思っているところが、自己愛的な親の特徴である。

共感的な親は、子どもに何か問題があったとしても、それを「良い」「悪い」で評価したり、「悪い子」を糾弾し、貶めようとはしない。なぜなら、これは子どもを守り、育てる行為ではないからだ。

共感的な親は、問題を示している子どもほど、今、困っていて、助けを必要としていると感じる。その子をどうやって助けてやればよいか、そのことに知恵を絞ろうとする。その子の問題は、何か自分のかかわり方がまずかったせいではないかと振り返る。

「良い」「悪い」で評価するのは、他人でもできることだ。自分が、その最大の原因かもしれないのに、まるで子どもだけの問題であるかのようにみなし、それを糾弾し、非難することは、子どもの立場からすると、かなり理不尽なことといわざるを得ない。

「良い」「悪い」と評価されて育った子どもたちには明暗が生じ、それが不遇感や嫉妬を生み、きょうだい間の確執を生む。きょうだい仲をこじらせているのは、大抵親なのである。

それゆえ、自己愛的な親のもとに生まれた子どもたちは、例外なく仲が悪い。信じらないように骨肉の争いを展開するという場合、まず間違いなく、父親か母親か、あるいはその両方が、きわめて自己愛的で、子どもたちを自分の都合と基準で依怙贔屓し、嫉妬と憎しみをかき立ててきたのである。

きょうだい仲が悪いということを親は恥ずべきであり、自分の不徳を子どもたちにまで背負わせているということを、もっと自覚すべきだろう。
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自分も「親」として、振り返る必要ありですね…

きょうだいがいる・いないにかかわらず、子どもを守り育てるには、
★子どもに何か問題があったとしても、それを「良い」「悪い」で評価したり、糾弾したり、貶めたりしない。
★問題を示している子どもほど助けを必要としていることを理解し、その子をどうやって助けてやればよいか考える。
★その子の問題は、何か自分のかかわり方がまずかったせいではないかと振り返る。

そういう親の姿勢が大事なんだと思う。

自分の親が、そのきょうだい同士で仲がいいか、
自分が自分のきょうだいと仲がいいか、
自分の子どもたち同士は仲がいいか…

考えてみると、それぞれの“親”との関係とつながっているね…

brothers_chounan

| コメント/トラックバック(2) |

  1. かなり話はそれますが、
    この年になると、兄弟の問題は、親の介護・財産相続。
    兄弟だけではなく、その配偶者の影響も大。
    私は義父に
    「あなたは長男の嫁なのだから、三兄弟仲良くやっていけるように心配りしてほしい!」
    と、若かりし頃話をいただきました。
    介護問題ありながらも今のところ安泰ですが、
    それが証明されるのは、親の葬儀後だろうと覚悟しています。
    自分の欲を出さなければ無難に収まると思っていますが・・・。

    朝顔、こんなに早く種まきするんですね。
    明日まきます!!

    Comment by 山田真智子 — 2016年3月30日@9:01 PM

  2. 山田さま
    そうそう!本にも大人になると配偶者の影響も大きいと書いてありました。
    それと、あさがお!!
    私、早まったようです(^_^;)天気がいいのでついサッサと種まきしてしまいましたが、ネットで見てみたら5月に入ってからがいいみたいです!!
    今だとまだ気温が低すぎるみたいです。
    山田さんもう蒔いてしまいました?まだならあと一か月待った方がいいかもです(^^)
    私は、前年のこぼれ種が芽を出すこともあるから、早く蒔いた種もそういうパターンになることを期待してみます♪

    Comment by staff — 2016年3月31日@8:17 AM

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