最近は朝も明るいし、夕方も明るくて、
日が長くなってきたのがうれしいです(^^)♪
春が近づいてるかな~…
オリンピックも終わって…
でもまだフィギュアスケート女子のショートを少し見たきり、
フリーもエキシビションも見てない(^^;)
録画して安心しちゃったパターン。
そのうちゆっくり見るぞ♪
この間、シネマディクトに「ハンナ・アーレント」を観に行ってきました。
いつも10枚つづりのチケットを1万円で買って、
好きな時に行ってたので、今回も買おうと思ったら、
しばらく前から10枚チケットやってないんですよ…とのこと!
あ~れ~(T_T)残念!
久々に定価―カード割引=1500円で見てきました。
ここのとこ、
「ある愛へと続く旅」
「小さいおうち」
「ハンナ・アーレント」
と、戦争がかかわっている映画を観て思うことは、
他人の痛みへの想像力のなさ…暴力に支配されて生まれる狂気…
私たち“普通の人”が被害者になり、また加害者にもなり得る恐怖…
そして、その根底にあるのは「差別」
違いを認めない、違いを許さない
自分たちだけが優位に立ちたいという「欲」
イヤだな~…本当にコワイ
東奥日報で毎週土曜日「祈りよ力に」という連載があります。
2/8は、「ロシア・チェチェン共和国、特殊部隊の帰還兵」というタイトルで
ロシアの特殊部隊に所属していた元兵士の話が載っていました。
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兵士は命令の善悪を考えたり、疑問を口にしたりしてはならない。
生き残りたかったら感情を持たないことだ。
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口を割らないやつは拷問して処刑した。
遺体は、顔と股間に爆薬をくくりつけて爆破した。
だから行方不明者は決して見つからないんだ。
・・・
休暇が近づくと、妻や子供のことを思ってうれしくなった。
だが、一時帰宅は無残だった。
戦場の記憶が重すぎて酒を飲みまくり、妻とは口論ばかりになった。
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どこの国でも戦場から帰ってきたものは、もはや平和な社会になじめない。
・・・
だが、戦況が激しさを増すにつれ、
何のために犠牲を払って戦っているのか分からなくなった。
祖国の治安のためだと思っていたが、
自分の命は上官の出世に使われているだけではないのかと思うようになった。
血を流すのは戦争を始めた政治家ではない。
俺たちの攻撃で燃え上がる村を見ながら、暗たんたる気持ちになった。
むなしさと疲労が募った。
・・・
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人を殺したり殺されたりする場にいるということは、
心を壊されてしまうのだと思う。
人間には感情があるのに、感情を持たないことを強いられるってつらい。
自分の気持ちにウソをつくことだから。
「ハンナ・アーレント」の中で
“悪の凡庸さ”という言葉が出てきます。
上からの命令に忠実に従い思考を放棄し、
官僚組織の歯車になってしまうことで、
ホロコーストのような巨悪に加担してしまう…
自分の考えを持たない、ただ命令に従う …これは実にコワイことです。
戦争をして得をするのは誰でしょう?
武器を作っている人かな?
武器を売っている人かな?
権力やお金があって、安全なところにいられる人かな?
どちらにしても得するのはごく一部の人で、
他の大部分の一般人は殺されたり怪我したり、
理不尽な暴力にさらされる。
町や家を壊されたり仕事がなくなったり、
食べられなくなったり、とにかく日常生活ができなくなる…
そんなのイヤです!
暴力が出てくると話し合いもできない
お互いを尊重する関係がいいな…
国でも人種でも、身近なところでは家の中でもね❤