最近、「わたしはマララ」を読みました♪
宗教を自分の都合のいいように解釈し、それを他の人に押し付ける権力者がいることで、平和が壊され自由が奪われる。
罪のない人が死に、建物が壊され、自然も破壊される。
武装集団にどこからか武器が調達され、恐怖に支配される。
…読んでいて、とても胸が痛みました。
宗教もいろいろあるでしょうが、
どこの神様も「人を殺せ」などと言っていないと思います。
それなのになぜ争いが絶えないのか…。
女の子には勉強させるなって、どういうこと?
…勉強して字が読めるようになった人たちが宗教の本を自分で読んで、今まで押し付けられていた事柄が「神様が言っている事ではない」、「間違ったことを教えられていた」ということに気づくのが怖いから?
気づかれたら、自分だけが権力者として人をコントロールしていられないもんね。
人が自分より物知りなのが気に食わない、
女が男と対等になるのが気に食わない、
人と仲良くして楽しそうなのが気に食わない、
気に食わなければ暴力と脅迫で有無を言わせず支配する…。
弱い者いじめするしか、自分を保てない…。
悲しいことです。
人から信頼され、人と対等に話し合いができる人は「弱い者いじめ」はしない。
お互いに尊重したり協力できるから、命令や強制や脅迫は必要ない。
「憲法記念日」に平和について考よう!
憲法のゆくえ 震災・くらし(上)国民主権、強く意識を/俳優・菅原文太さん
マララさんが2013年7月に国連でスピーチしたこちらも、見てみてください。
「すべての子どもに教育を受ける権利の実現を」
≪マララさんのスピーチから抜粋≫
・・・
親愛なる少年少女のみなさん、
私たちは暗闇のなかにいると、光の大切さに気づきます。
私たちは沈黙させられると、声を上げることの大切さに気づきます。
同じように、私たちがパキスタン北部のスワートにいて、銃を目にしたとき、
ペンと本の大切さに気づきました。
「ペンは剣よりも強し」ということわざがあります。
これは真実です。
過激派は本とペンを恐れます。
教育の力が彼らを恐れさせます。
彼らは女性を恐れています。
女性の声の力が彼らを恐れさせるのです。
だから彼らは、先日クエッタを攻撃したとき、
14人の罪のない医学生を殺したのです。
だから彼らは、多くの女性教師や、
カイバル・パクトゥンクワや
FATA(連邦直轄部族地域/パキスタン北西部国境地帯)にいる
ポリオの研究者たちを殺害したのです。
だから彼らは、毎日学校を破壊するのです。
なぜなら、彼らは、私たちが自分たちの社会にもたらそうとした自由を、
そして平等を恐れていたからです。
そして彼らは、今もそれを恐れているからです。
私たちの学校にいた少年に、
あるジャーナリストがこんなことを尋ねていたのを覚えています。
「なぜタリバンは教育に反対しているの?」。
彼は自分の本を指さしながら、とてもシンプルに答えました。
「タリバンはこの本の中に書かれていることがわからないからだよ」
・・・
私たちはすべての地域社会に、寛容であることを求めます。
カースト、教義、宗派、皮膚の色、宗教、信条に基づいた偏見をなくすためです。
女性の自由と平等を守れば、その地域は繁栄するはずです。
私たち女性の半数が抑えつけられていたら、成し遂げることはできないでしょう。
・・・
男尊女卑で差別的で寛容さのない、
多様性を認めない社会には、
「平和」や「自由」はなく、「恐怖」と「苦しみ」ばかり…。
ソマリア出身のワリスさんの本
「砂漠の女ディリー」を読んだ時もそう思いました。
自由と平等と平和のない、そんな社会でいいの?
そんなのいやだ!!
絶対いやだ!!
マララさんの本にも書いてあった、
ナチス政権下のドイツで暮らしていたマルティン・ニーメラーという人の詩
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まず共産党員が狙われた。
わたしは黙っていた。わたしは共産党員ではないから。
次に社会主義者が狙われた。
わたしは黙っていた。わたしは社会主義者ではないから。
次に労働組合員が狙われた。
わたしは黙っていた。わたしは労働組合員ではないから。
次にユダヤ人が狙われた。
わたしは黙っていた。わたしはユダヤ人ではないから。
次にカトリック教徒が狙われた。
わたしは黙っていた。わたしはカトリック教徒ではないから。
次にわたしが狙われた。
わたしのために声をあげてくれる人は、ひとりも残っていなかった。
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「変でしょ?」とか「いやだよ!」って言わなきゃ!!
黙っていると…平和がどこかへ行ってしまいそうでコワイ…
ゆうべ、「相棒-劇場版Ⅲ-」見てきました♪
よかったです(^^)
“自衛”を考える機会になります。