2013年08月25日

共感

東奥日報に「教育を考える」という記事がたまに載っていて、
載るたびに興味深く読んでいます(^^)
…”子どもたちのユーモア詩”もおもしろい♪

昨日は、「道徳性、どう育てる」でしたね。

白梅学院大学長の汐見稔幸さんという方の言葉が載っていました。

そうだよな~!!と思うことばかり書かれていました❤
一部紹介します♪
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赤ちゃんが泣いたとき、お母さんが怒らないでやさしく声を掛け、
動き出してぶつかったときには
「痛いの、痛いの、飛んでいけ~」とさすってあげる…。
親に徹底的に共感してもらうことで、
赤ちゃんには共感してもらう心地よさがため込まれる。
それが他者を思いやるベースになる。

(中略)

共感される体験を重ね、そこで得た喜びの感情を
おのれの攻撃性のコントロールに使う。

(中略)

共感性が育っていれば、けんかしながら、
これ以上はまずいとか、
自分だけ得をしても気持ちよくないと実感し、
もっとうまい方法を見つけていく。
これが道徳性だ。
教えられて身につけると言うより、
子どもが自分で獲得していくものだ。

(中略)

道徳性獲得には、親たちが子どものロールモデルになることも大切だ。

(中略)

やりたくないことをさせられる育ちの中で本物の道徳は育たない。

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本当にそう思います。
まさしく汐見さんのお話に”共感”です。

「子どものロールモデルになる」には、
私たち親が、他者にやさしさや思いやりを身を持って示して行かなきゃ。

いつもイライラしたり、文句ばかり言ったり、
乱暴な言い方や怖い顔、
そういうところばかり見せていたら、子どもはすごくイヤだろうな。
親自身もイヤだし。

そうでなくて、
こうすると楽しいよ、こうするとうれしいよ…って、笑顔を見せる。
大変だったね、痛かったね、悔しかったね、悲しかったね…って、共感して寄り添う。

その方が子どもはうれしいだろうし、安心するだろうな。

親や周りの大人にやさしくしてもらうことで、
子ども自身も人にやさしくしてあげられるようになる。

いじめをなくしたいなら、大人が手本を見せよう!

「人をいじめるな!!」って怒鳴って強制したって、
何の役にも立たない。

強制や命令や罰や脅しから、いいことは何も生まれない!
自由や安心や平和がなければ、絶対にいいことは生まれないと思う。

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