2014年03月08日

こだまでしょうか

家で息子たちに声をかけるときに、
金子みすゞさんの詩が思い出されます。

こだまでしょうか

「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。
 
「ばか」っていうと
「ばか」っていう。
 
「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。
 
そうして、あとで
さみしくなって、
 
「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。
 
こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。

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ほんとうにそうだな~…と思う。

子どもに、

「やさしく」言うと、
「やさしく」言われる。

「不機嫌に」言うと、
「不機嫌に」返される。

「楽しく」話しかけると、
「楽しく」応じてくれる。

その時々の気分もあるでしょうが、
それでもだいたい、きっと誰でも「されたようにする」ね…(^^)

売り言葉に買い言葉 …だと、どっちも気分良くない…

だから、どうせかけるなら
いたわりやねぎらい、
励ましや思いやりの言葉をかけたい

そうすると、お互いにやさしい気持ちになるし
心が通じ合ってうれしいから♪

自分のまわりにいる人たちに…そうしたい。

もう一つ、好きな詩。

私と小鳥と鈴と

 私が両手をひろげても、
 お空はちっとも飛べないが、
 飛べる小鳥は私のように、
 地面を速くは走れない。

 私がからだをゆすっても、
 きれいな音は出ないけど、
 あの鳴る鈴は私のように、
 たくさんな唄は知らないよ。

 鈴と、小鳥と、それから私、
 みんなちがって、みんないい。

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家族でも(親子でも)一人一人違う、その人の人生。
だから思い通りにならなくていいし、人と比べなくてもいい。
やりたいことも考えていることもみんな違ってあたりまえ。
違いを認めることで、子育ても楽になると思う。

私とあなたは同じでなくていい。

みんなちがって、みんないい❤

ki