この本の題名は「1分間パパ」ですが、
パパじゃなくママでもジジでもババでも、誰にでも当てはまります(^^)
「わが子をどうほめ、どう叱り、どう導くか」
この本では、妻を突然亡くし5人の子どもの子育てを一人ですることになったパパが、途方にくれながら子どもと向き合う方法を模索して、「1分間で叱る」「1分間でほめる」「1分間で目標をつくる」ということを実践していきます。
パパは子どもたちをこよなく愛していて、きびしく育てようとしていました。
基本的には、自分の両親がしてきたように…。
子どもたちが間違った行動をすると、一段ときびしく子どもを突き倒したり、
脅かしたり、子ども部屋に閉じ込めたり、今までOKだったことも禁止したり、
お尻を叩いたり…
だが、期待していたような結果は得られなかった。
だからもっときびしくした…が、懸命にやればやるほど状況は悪くなった。
そして、家族行動についての専門家の医師に相談に行く。
医師から、静かな声でこうたずねられるのです。
「なぜ、ご家族を自分の思うとおりに動かさなければならないと考えるのですか?」
「お子さんたちの生活を、あなたの思い通りに動かしていくのと、お子さんたちに自分自身の生活をうまく取り仕切らせるのと、あなたにとってどちらが負担が軽いと思いますか?」
そう!
この本にも書いてあるように、
「褒美」や「罰」による子育ては、もう本当に時代遅れであり、
害になることはあっても何の役にも立たない。
している方もされた方もお互いにイヤな思いをし、
自分はダメな人間なんだという劣等感を育ててしまう。
(自己肯定感が育たない)
「1分間で叱る」というのは、
子どものとった行動の間違ったところだけを、
(前半の30秒)
・その場で子どものやったことを具体的に告げる
・そのことについて自分(親)がどう感じているか、はっきりと言葉で伝える
・そしてわずか数秒間、沈黙の時間を置く(気持ちを静める)
(後半の30秒)
・子どもの味方であることをわからせるように、子どもにふれる。
・やった行為が悪いのであって、子ども自身はよい子だと知らせる。
・「大好きだ。大切に思っている。」と言って抱きしめる。
・それですべて終わりにする。そのことは二度とむし返さない。
・その後、子どもの方から言いたいことがあったら何でも聞いてやる。
どうでしょう?
やればできそうですよね(^^)
だって1分間でいいんですよ。
昔はくどくどと子どもに言っていました。でもしつこく言うほど逆効果。
自分が子どもの立場だったら…、わかりますよね。
(また始まった…悪かったかもしれないけど、いつまで続くの?あ~聞きたくない)
↑これは少し大きくなった子の心の声
小さい子はきっと(こわいよ~、お母さん(お父さん)は私のことがキライなんだ…)
泣くまで叱るとか、ごめんなさいが言えるまでしつこく言うとかより、
ぜひこの「1分間」を実践してみてください。
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子どもは自分を好きになるほど、
すすんで正しい行いをする。
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子どもが自分を好きになれるように
親が認めて、励まして、愛していこう❤
口うるさく言わない、くどくどネチネチしつこくしない、
きっちりハッキリ、わかるように1回言う!真剣に!